新年のご挨拶

 創立42年目を向かえる(社)羽島青年会議所におきましては、この1年間を活力あふれ、有意義な年にするために先輩諸氏の英知と勇気と情熱によって築かれてきた「良き伝統の継続と、新しいことへのチャレンジ」をうまく融合させることが大切だと考えます。
本年度は、「互いの意志と情熱で羽島を誇れるふるさとに」をスローガンとし“創互志援”という利他の心を胸に、一つ一つの事業を通して、ふるさと羽島の魅力・羽島JCの魅力を伝えることに情熱を注いで参ります。

 また2010年度は、21世紀に入り始めての節目を迎える年であります。未曾有と呼ばれる経済情勢から明るみとなった日本・世界が抱える諸問題を見て、「今の社会はどうなっているのだろう」、「未来はいったいどうなるのだろう」と不安を感じる世の中であるということも事実であります。このような社会(経済)情勢が続く中においても我々が、「志」を見失うことなく今日を迎えることができたのは、2000年〜2010年の“羽島JC”へという長期ビジョンがあったからではないでしょうか。そこに記されている「羽島の将来のために我々はどうあるべきか」との問いかけの最後の言葉に3つ言葉が記されています。それは、『基礎を固めろ』 『原点に帰れ』 『己を信じろ』であります。節目となる2010年は、この3つの言葉を噛み締め、総括ができるように意識した事業計画・方針を策定させて頂きました。

具体的には、3つの柱で表現しております。
一つ目は、「基礎を固める」ために、「地域社会との信用を積み上げる継続事業の展開」であります。我々は、これまで歴史と文化の伝承事業・サッカー大会・食育事業をはじめ様々な青少年育成のための事業を行ってきました。これらの事業を伝承し継続する事で、地域社会との信用を積み上げながらも、更に子どもたちが未来に向かって夢と希望を持ち“ふるさとを愛する心”と“人を思いやる心”を育むための事業を実践していく考えであります。

 二つ目の、「原点に帰れ」とは「まちづくりの原点である地域の元気・活力を、我々青年経済人の経営力の向上から考えた事業」を展開して参ります。3月には、地域の青年経済人同士や他団体同士を「繋ぐ」ことを考えた例会を実施し、企業間の業務融合を促し地域経済の活性化の一助とする例会事業も開催して参ります。

 最後の「己を信じろ」というメッセージに応えるにはまず、ふるさとの魅力を伝える我々JAYCEEが、自らを信じ、仲間を信じた行動を重ねることが必要であると考えます。
我々の活動の魅力や認知度を測る物差しの一つである会員拡大という手段を通して、今年は、近年のメンバー減少に歯止めをかけるべく拡大の委員会を、専務理事直轄としLOM全体で「必達40人」を掲げ全力を挙げて取り組む決意であります。

 結びになりますが、本年も皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。新しい年が皆様にとって佳き年でありますことをお祈りいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。